走り出した夏が
軽やかに輝いた
汗ばんだ青い季節
儚さがくすんでいるみたいで
夢が覚めてしまえば
全てがなくなる様で
あの頃の記憶も匂いも
どこかに行きたい
あの焦燥感も
未来も
現実も
全てが嫌いで
嫌いで
それすら今は尊くて
こんなにも遠くに来ていたこと
気づけばあの頃と
何も変わっていなかった
広い海を見ていた
自分が小さくて
悩みさえ
波と共に消し去っていって
愛していたよ
いつかの約束もね
今でも覚えてるの
どこに向かえば
もう一度笑えるの?
あの頃の様に
走り出した夏が
遠くで手を振っていた
懐かしい水の音と
夕暮れの僕らの声だ
今が過ぎてしまえば
全てが過去になって
同じ様で少し違った
明日を僕は生きてゆく
だけなのに
どうしてこんなにも悲しいの
苦しいの
ただ生きているだけなのに
もう過去を見ても
変わらないこと
ここにいる僕は
何者なのかも分からなくて
広い空を見ていた
探した
僕だけにあるものを
広い世界の中で
帰る場所が
恋しくて懐かしくて
優しさに触れていたいよ
今を歌えば
変わるの?
自分が
全てが好きになれるの?
教えてよ
教えてよ
いくら泣き叫んだって
ここには誰もいなくなって
虚しさが募るばかりで
喜びも悲しみも